こんにちはー!アビーです
今回はプロダイバーとして働く仕事内容紹介【ダイビングクルーズ船勤務編】です
私でもクルーズ船勤務なんて出来るのかなぁ
お給料より内容が気になる
クルーズ船のダイビングスタッフは少し特殊な働き方です
結論から言いますとこんな人には向いています
クルーズ船勤務に向いているのは
- 人と時間を過ごすのが好きで、プライベートがあまり必要ではない
- ダイビングと自然が大好き
- 生活環境が多少悪くても大丈夫、精神的にも肉体的にもタフ
- チームで協力して働くのが好き
- 何か起きた時に行動出来る知識と心構えがある
海とダイビングが好きな人だけに向いている仕事だと思います
残念ながら日本にダイビングクルーズ船は現在ない為、働くとなると海外を拠点にする事になります
繁忙期ですと、なんと陸で過ごすのは月に4日だけのダイビング三昧の仕事内容をお伝えします
- クルーズ船での具体的な勤務内容が分かる
- 勤務時間や給料形態が分かる
- 実際働く1日の業務説明
- クルーズ船で働くメリットやデメリット
私はタイのクルーズ船で過去に働き今は現役で海外のダイビングショップで働いています
今回、モルディブ・インドネシアのクルーズ船で働いている友人達にも協力してもらってこの記事を作成しました
それでは詳しく見ていきましょう!
ダイビングクルーズ船での勤務内容・お給料
クルーズ船の働き方には主に2種類あります
約1ヶ月~1ヶ月半船に乗りっぱなしで、その後2~3週間丸っと休みのような長期ルーティンタイプ
6日のクルーズを終えて1日陸休みというような短期ルーティーンのタイプ
またお給料も日当と月給のショップがありますが、大体80%は日当です
クルーズディレクターと言って、ダイビングクルーズスタッフのリーダーになるとプラスの手当があります
勤務内容
勤務時間
休日 陸日(平均月に4~7日)
職場の雰囲気 和気あいあい・協力チーム感・力強い
はっきりとした勤務時間は正直ありません
ですが、朝は日の出と共に始まるので朝が苦手な人には辛いですね
クルーズ船はキャプテンをはじめ、シェフやボートクルーなど大勢の人数で運営をしています
チームワークはとっても大切で、協力しながら働ける人が向いています
ですが、基本的にはみんなおおらかでリラックスしながらやる時はやるという感じです
業務内容
- 船上でゲストのケア
- ダイビングガイド
- アクシデント対応
キッチンスタッフやボートスタッフ、ダイビングスタッフとそれぞれ役割が分かれて人事配分されています
ですので、基本的にはダイビングのガイドがメインの仕事ですが
数日間船の上でゲストと過ごすので休息時間含めて寝てる間以外は半分働いているような、働いていないような感じです
ゲストと関わりたくないガイドはベッドに篭ったりもしていますが、オンとオフがはっきりしない働き方なので対人関係が苦手な人には辛いと思います
また、ケガをしたりDCSになった場合のファーストエイドもガイドの役目なので
酸素供給の方法や、船が沈む時の対応などの保安の役目も必要とされます
そのような点では、責任感が一人ひとりに必要で決断力も求められます
お給料
お給料に関してはそこそこですが、
チップ代+月の出費が極端に少ないので貯金はかなり出来ます
インドネシアのクルーズ船:1日4000円前後
オーストラリアのクルーズ船:約28万~40万
タイのクルーズ船:約12~16万
※手取りの金額
なんといってもクルーズ船勤務の場合は食事・宿泊施設が込みです
上記の収入にプラスしてチップ収入もあります
例えば5人のゲストをグループでガイドして、1人ずつから5000円のチップをもらったら
1回のクルーズで25000円貯まります
これを月に4回繰り返すと月10万円がチップ代での収入があります
もちろん毎回全てのゲストがチップをくれるわけではありませんが、いいサービスをすれば高確率でもらえます
また、宿泊日・食費は船に乗っている間はかからないので陸にいる時のみ出費があり
陸日にたくさん遊んでも、月15万は簡単に貯金ができていました
クルーズ船勤務の1日の仕事の流れ
クルーズ船での2日目以降の仕事はこんな感じです
5:45 起床 ちょっと片付け・ゲストを起こす
6:30ダイブ1本目ブリーフィング・ガイド
8:00 朝ご飯の配膳
10:00 ダイブ2本目ブリーフィング・ガイド
12:00お昼ご飯の配膳
14:00 ダイブ3本目ブリーフィング・ガイド
15:00スナックの配膳
17:00 or ナイト ダイブ4本目ブリーフィング・ガイド
19:00晩御飯の配膳
食事はキッチンスタッフが管理するので、それを配膳したり片付けをしたりします
2日目以降は仕事はガイドとちょっとした生活のお手伝いといったぐらいです
1日目のチェックインの日は少し忙しく
ダイビング器材の準備・ゲストの出迎え・ボートの救急道具の確認準備・ボートに荷物の積荷・チームブリーフィング
クルーズ最終日は
器材の撤収・備品の棚卸・ボートから荷物の積み下ろし・チームブリーフィング
という感じです
1日目と最終日はバタバタしますが
ショップで働くよりもクルーズ船の方が私は楽に感じます
クルーズ船で働くメリットとデメリット
メリット
- お金が貯まりやすい
- いいポイントでダイビング三昧
- 外洋で見る朝日や夕日、自然が味わえる
- ショップより作業が少ない
- 比較的スキルがいいダイバーゲストが多い
- チームが良ければずっと楽しい
デメリット
- 陸に月数日しかいない
- ネットが繋がらない日が多い
- パートナーがいる場合会えない
- 常に人が周りにいる
- スタッフのベッドルームは心地よくない&シェア
(ボートの底の部屋であったり、1つのベッドに5人雑魚寝など) - 毎旅同じ食事に飽きる事がある
生活の質は多分良くはありませんが、ダイビングの質はトップクラスです
クルーズ船で働いている友人10人に聞きましたが、5人部屋であったり2人部屋であったり
寝床は大体船の底エンジンの近くが多いのでゴキブリが出たりという環境でみんな寝てます
タフな人にしか向かない仕事環境だと思います
ダイビングクルーズ船で働くまとめ
・約1ヶ月~1ヶ月半船に乗りっぱなしで、その後2~3週間丸っと休みのような長期ルーティンタイプ
・6日のクルーズを終えて1日陸休みというような短期ルーティーンのタイプ
陸にいるのは月に数日のみ
お給料は日当と月給があり、多くの場合は日当
仕事内容はダイビングガイドとゲストリレーション
食費・宿泊費が浮くので出費が少なくお金は貯まりやすい
ずっとゲストと船の上で一緒なので勤務時間は曖昧
- 人と時間を過ごすのが好きで、プライベートがそこまで必要ではない人
- ダイビングと自然が大好きな人
- 生活環境が多少悪くても大丈夫な精神的にも肉体的にもタフな人
- チームで協力して働くのが好きな人
- 何か起きた時に行動出来る知識と心構えがある人
是非上記に当てはまっているダイビングインストラクーの方はクルーズ船に挑戦してみるのも楽しいかと思います
日本人専用のクルーズ船は知りませんが、パラオには日本人経営のダイビングクルーズがあります
他にもタイのシミランクルーズは日本人の利用も多いので、ダイビングショップで勤務するとクルーズに引率する機会もあるかもしれません
この記事がクルーズ船で働らくイメージの手助けになったら嬉しいです
それでは〜!
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