こんにちはー!アビーです
今回は、ダイバーのアイドル!マンタの見分け方を写真で徹底解説です
- マンタが大好き
- 今まで見てきたマンタは巨大な方か小さい方か知りたい
マンタには2種類いる事を知っている方はベテランダイバーかと思います
英語ではジャイアントマンタとリーフマンタの愛称で知られており、文字通り1つはジャイアンと(巨大)でもう1つはリーフ(珊瑚)に生息する事で分かれています
今まで皆さんが見てきたマンタはどっちなのか気になりますよね

それでは詳しく見ていきましょう!
2種類のマンタ

マンタは大きいマンタ・子供マンタ・黒いマンタと個性と成長度で見た目が違うと思っている方も多いかと思いますが実は二種類いるんです
大きさ・生態・見た目の3つに分けて解説します

オニイトマキエイ(Oceanic/Giant Manta)

ナンヨウマンタ(Reef Manta)
両方パッと見一緒に見えますが、違う個体で日本語ではオニイトマキエイとナンヨウマンタという種類に分けれます
もちろん見分け方があるので、今まで自分が見てきたマンタは最大の大きさのマンタなのかチェックしてみてください
美ら海水族館にいるマンタや、石垣で見れるマンタはどっちなのか見ていきましょう
大きさと生態の違い

オニイトマキエイ(Giant Manta)
最大7m
世界中の海 / 外洋

ナンヨウマンタ(Reef Manta)
最大4~5m
インド太平洋 / 沿岸・珊瑚礁
なんとオニイトマキエイは最大7mというと送迎バスの大きさがあります
外洋(陸地から離れた何もないような海の場所)に生息しています
私はタイのシミランで遭遇しましたが、言葉にならないほど大きいです
有名所ではメキシコのカボ・サン・ルカスがダントツなのではないかと思います
他にもラジャ・オーストラリア北部やモルディブでも見られていますね
そして、ナンヨウマンタは4~5mなのでタクシーほどの大きさがあります
それでも十分大きいです!
珊瑚礁や沿岸部といった底が見えるようなそんなに深くない場所に生息しているのでデイトリップのダイビングでも見れる確率は高いです
2種類のマンタの見分け方

マンタの見分け方といえば、各個体を1匹1匹見分けるのにお腹の黒い模様でマンタを識別します
人間で言う指紋がマンタのお腹の模様です
それぞれ違う模様を持ってますが、2種類のマンタはハッキリとした違いがあります
今まで自分が見てきたマンタは一体どちらなのか見分けてみましょう!
表面と裏面両方に見分けるポイントがあります
表面での見分け方


口元から背中にかけての黒色の部分がT字かY字かで表面では見分けがつきます
T字のGiant Manta↓
Y字のReef Manta↓
表面での見分け方は結構わかりやすいかと思います
裏面での見分け方
見上げる形でマンタに遭遇した時の見分け方はこちらです


- 口元:黒っぽい / グレー・白っぽい
- 1番下の鰓孔:黒い斑点あり / なし
- ヒレの先端から尾にかけて:クッキリしたラインで黒っぽい / ぼんやりグレー・白っぽい
全ての要素が揃うこともあれば、口元は黒っぽいけどヒレのラインは微妙だなぁなんて事はよくあるので様々な要素を組んで識別します
ピンクの①は、Giantの場合は口周りが黒っぽい色味に対して、Reefは白っぽかったりグレーの色味をしています
グリーンの②の要素は、マンタのお腹には5個切れ目なような鰓孔があります
その切れ目の5番目(一番最後)の部分に黒いマークがあればGiantです
お腹部分に黒い斑点があるマンタは多いですが、5番目の切れ目に要注目です
オレンジの③は、Giantはクッキリとしたラインで黒っぽくなっていることが多いのに対し、Reefはグラデーションになっていたり白やグレーといった色味です
Giant Manta↓
Reef Manta↓
2種類のマンタの見分け方まとめ

覚えておけば、結構簡単に見分けたつきます
皆さんが、石垣島やモルディブで見たマンタは最大級のGiantマンタでしたか?それともReefマンタでしたか?
Giantマンタに関しては、絶滅危惧種に指定されており数は多くないので見れたらラッキーです
また、世界ではマンタを研究・保護している団体も存在しておりこのManta Trustという団体はマンタの識別を行なっています
この記事でお伝えしたように、マンタのお腹部分の写真を団体に送れば識別されて過去に登録されていないマンタの場合自分の名前を付けることも出来ます
それにより、いろんな人からの写真と場所のデーターでマンタの行動を研究しています
面白いですよね!
是非、この記事がお気に入りのマンタを見分けれて、ダイビング中の楽しみが増えたら嬉しいです
それでは〜!

